漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
22歳の女性。
「極端な冷え症でいつも辛い思いをしています。体温を測ると35度台のことがほとんどです。冷えの影響か肩こり、頭痛、腰痛、だるさなどがいつもあります。食欲もありません。朝起きるのも辛いですし、仕事に行くだけで疲れてしまいます。こういう極端な冷え症に漢方薬は効きますか。」と相談しました。
相談員の方は静かに話を聴いてくれた後、胃腸の調子を考慮して、冷え症の改善を重点とした漢方薬をお勧めしてくれました。
漢方薬の服用を始めて1ヶ月程経過した頃に食事がおいしいと感じられるようになりました。ここ数年食事がおいしいと感じられたことがありませんでしたのでこの変化は感動的でした。
極端な冷え症に関しては、なかなかよくならなかったのですが、漢方薬の服用を開始してから4ヶ月を過ぎた頃から少しずつ冷えを感じなくなり、漢方薬の服用を始めて1年になる頃には冷え症が改善して疲れを感じることも無くなりました。漢方薬の服用をこれからも続けたいと思っています。
この方の場合は極端な冷え症は胃腸虚弱が影響していると考えられました。
胃腸の調子を考慮して、冷え症の改善を重点とした漢方薬をお勧めしました。
胃腸機能が良くない方は、甘いもの(砂糖をたくさん使ったものや果物)や食物繊維が多いものを摂りすぎている場合があります。この2つの食事量を控えるようにしていただきながら、漢方薬をしっかりと服用していただくようにお話ししました。
胃腸虚弱の改善にはある程度時間がかかりますので、甘いものや食物繊維が多いものの食べ過ぎに注意しながら漢方薬の服用をしっかりと続けていただくことが大切です。
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